救いになる場合もあるけど、やっぱり不安もありますね。
11月20日から、緊急避妊薬(アフターピル)の処方箋なしでの試験販売が開始されます。
性交後72時間以内に服用することで、望まない妊娠を防ぐことができる緊急避妊薬の販売緩和に対し、ネット上では期待の声と同時に不安の声も上がっています。
緊急避妊薬に対する期待
緊急避妊薬(アフターピル)、11月20日から処方箋なし試験販売開始へ – 産経ニュース
— 世界四季報 (@4ki4) October 10, 2023
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■検討案では販売価格は7000~9000円を想定
■16歳未満は試験販売の対象外
■全国計150店舗程度 pic.twitter.com/OqQ8QgeaaE
避妊の失敗や性暴力被害などによる望まない妊娠を防ぐ手段として、緊急避妊薬の処方箋なし販売に期待する声が上がっています。
望まない妊娠の防止
コンドームが破れたり、避妊に失敗した場合の「望まない妊娠」を防ぐ手段として、緊急避妊薬は有効です。特に10代の場合、親に隠れて病院に行けないケースもある中で、処方箋なしで購入できるようになれば望まない妊娠を防げると期待する声が多数あります。
性暴力被害への対応
性暴力被害に遭った場合でも、緊急避妊薬を服用することで少しでも被害を軽減できる可能性があります。女性のための選択肢が広がることに期待する声がありました。
避妊の選択肢が広がる
これまで緊急避妊薬は処方箋が必要でしたが、試験販売によって避妊の選択肢が広がることに期待する声が多く見受けられます。日本は避妊分野で海外に比べて遅れを取っているとの指摘もあり、選択肢の拡大を歓迎する声が上がっています。
緊急避妊薬に対する不安
一方で、緊急避妊薬の乱用や副作用、価格などを懸念する声も挙がっています。
乱用への不安
常用を前提とした避妊薬ではない緊急避妊薬を、単なる「事後避妊薬」として乱用する人が出てくるのではないかと危惧する声がありました。副作用への理解も必要だとの指摘です。
高額な価格に疑問
緊急避妊薬の販売価格は1錠7000円~9000円を想定していますが、この価格設定に対しては「試験販売ながら高すぎるのでは」と疑問視する声が上がっています。
18歳未満は保護者同伴が必要
18歳未満は保護者の同伴が必須条件となりますが、これについては「親には内緒で購入したい場合もあるのに」との意見もありました。
親の目を避けて購入できるよう、年齢制限の緩和を望む声もあります。
まとめ
緊急避妊薬の処方箋なし販売開始に際しては、望まない妊娠の防止というメリットに期待する声がある一方、乱用防止や副作用への配慮、18歳未満の年齢制限など、課題点を指摘する声も少なくありませんでした。
試験販売の結果次第では、今後、緊急避妊薬の取り扱いについて議論が深まることが予想されます。